プライバシーマーク

【プライバシーマーク】

プライバシーマーク制度とは、日本工業規格の「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」に適合し、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を認定する制度です。認定された事業者にその旨を示すプライバシーマークが付与され、事業活動でプライバシーマークの使用が認められます。

【制度の導入】

個人情報の保護に関して、国の行政機関においては「行政機関が保有する電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する法律」が制定されてきましたが、平成１５年５月３０日に改正されました。 一方、民間部門における個人情報の取扱いに関しては、インターネットをはじめとした技術の進展により、個人情報がネットワーク上でやり取りされている現状において個人情報保護が強く求められるようになってきました。そのため、財団法人日本情報処理開発協会（現、一般財団法人日本情報経済社会推進協会）では通商産業省（現、経済産業省）の指導を受けて、プライバシーマーク制度を創設して平成１０年４月１日より運用を開始しました。

【目的】

適切な個人情報の取扱いを推進することによって、消費者の個人情報の保護意識の高まりにこたえ、社会的な信用を得るためのインセンティブを事業者に与えることを目的としているのがプライバシーマーク制度です。また事業者だけでなく、消費者にも目に見える形でプライバシーマークを示すことにより、個人情報の保護に関する意識の向上を図ることも目的です。

【個人情報の保護】

平成１５年５月３０日には、民間の事業者を対象とする「個人情報の保護に関する法律」が制定・公布され、平成１７年４月１日から施行されました。 個人情報を取扱う事業者はこの法律に適合することが求められます。